2026年4月入園の保育園申込状況をもとに、札幌市で保育園に入りやすい区をランキング形式でまとめました。
データ出典は札幌市が公表している「各園の受入予定・申込状況(令和7年11月21日更新)」で、全施設の受入予定数と申込者数を区ごとに集計しています。
結論から言うと、2026年の実データでは
東区・清田区・手稲区が比較的入りやすく
西区・豊平区・厚別区が激戦
という結果になりました。「中央区が最難関」というイメージが広まっていますが、データ上は西区・豊平区の方が1歳クラスの倍率が高いことがわかっています。
⚠️ 申込数は「延べ希望数」のため、1人が複数園に申し込んだ場合それぞれカウントされます。倍率は参考値であり、実際の入園可否は利用調整指数(点数)によって決まります。
1歳クラス 入りやすい区ランキング {#section1}
保活で最も激戦となる1歳クラスの倍率(申込者数÷受入予定数)で比較しました。
| 順位 | 区 | 受入予定 | 申込者数 | 1歳倍率 | 入りやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 東区 | 434人 | 638人 | 約1.5倍 | ◎ 比較的入りやすい |
| 2位 | 清田区 | 206人 | 314人 | 約1.5倍 | ◎ 比較的入りやすい |
| 3位 | 手稲区 | 387人 | 626人 | 約1.6倍 | ○ やや入りやすい |
| 4位 | 中央区 | 270人 | 475人 | 約1.8倍 | △ やや激戦 |
| 5位 | 北区 | 436人 | 817人 | 約1.9倍 | △ やや激戦 |
| 6位 | 南区 | 202人 | 440人 | 約2.2倍 | △ 激戦 |
| 7位 | 白石区 | 254人 | 573人 | 約2.3倍 | △ 激戦 |
| 8位 | 厚別区 | 140人 | 355人 | 約2.5倍 | ✕ 激戦 |
| 9位 | 豊平区 | 311人 | 948人 | 約3.1倍 | ✕ 激戦 |
| 10位 | 西区 | 320人 | 1,099人 | 約3.4倍 | ✕ 最激戦 |
東区と清田区がほぼ同率の1位です。東区は施設数・受入数ともに多く、申込が分散しています。清田区は郊外型のエリアで子育て世帯の密度が低めです。
一方、西区が最も激戦という結果は意外に思われるかもしれませんが、「認定こども園森のタータン保育園宮の沢」(1歳:受入0人・申込67人)をはじめとした特定人気施設への申込集中が区全体の倍率を押し上げています。
0歳クラス 入りやすい区ランキング {#section2}
0歳クラスは全体的に1歳より競争が緩やかですが、西区・南区・豊平区は申込が受入を大きく上回っています。
| 順位 | 区 | 受入予定 | 申込者数 | 0歳倍率 | 入りやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 清田区 | 191人 | 153人 | 約0.8倍 | ◎ 入りやすい |
| 2位 | 北区 | 443人 | 426人 | 約1.0倍 | ◎ ほぼ定員通り |
| 2位 | 東区 | 419人 | 401人 | 約1.0倍 | ◎ ほぼ定員通り |
| 2位 | 厚別区 | 156人 | 152人 | 約1.0倍 | ◎ ほぼ定員通り |
| 5位 | 中央区 | 317人 | 329人 | 約1.0倍 | ○ やや競争あり |
| 6位 | 手稲区 | 258人 | 279人 | 約1.1倍 | ○ やや競争あり |
| 7位 | 白石区 | 357人 | 408人 | 約1.1倍 | ○ やや競争あり |
| 8位 | 豊平区 | 418人 | 518人 | 約1.2倍 | △ 競争あり |
| 9位 | 南区 | 172人 | 229人 | 約1.3倍 | △ 競争あり |
| 10位 | 西区 | 355人 | 547人 | 約1.5倍 | ✕ 激戦 |
**清田区は唯一「申込数<受入数」**の区です(0.8倍)。郊外エリアで車通園が前提の施設も多く、申込が集中しにくい環境があります。
0歳でも西区が最も激戦で、「認定こども園森のタータン保育園宮の沢」(0歳:受入6人・申込52人)など特定施設への集中が顕著です。
各区の詳細解説 {#section3}
🟢 東区(1歳:約1.5倍)― 最も入りやすい
東区は札幌10区の中で施設数・受入数が最も多いエリアのひとつです。元町・苗穂・東苗穂・丘珠など広いエリアに施設が分散しているため、申込が特定施設に集中しにくい構造になっています。
ただし「幼保連携型認定こども園せいめいのもり」(1歳:受入15人・申込22人)など人気施設は競争があるため、複数施設への申込は必須です。
🟢 清田区(1歳:約1.5倍)― 0歳は申込が受入を下回る唯一の区
清田区は札幌市南東部の郊外エリアで、比較的新しい認定こども園が多い区です。0歳クラスは申込数が受入数を下回る(0.8倍)という、10区の中で唯一の状況です。
ただし「アルプス認定こども園」(1歳:受入8人・申込29人)「札幌国際大学付属認定こども園」(1歳:受入2人・申込26人)など特定施設への集中は見られます。
🟢 手稲区(1歳:約1.6倍)― 利便性と入りやすさのバランスが良い
手稲区は前田・稲穂・新発寒エリアを中心に施設が多く、申込が分散しています。地下鉄は通っていませんがJRと道路が整備されており、自家用車や電車での通勤・通園がしやすい環境です。
「認定こども園おおぞら幼稚園」(1歳:受入7人・申込37人)など人気施設は激戦ですが、区全体の倍率は比較的落ち着いています。
🟡 中央区(1歳:約1.8倍)― イメージより入りやすい
「中央区は最難関」というイメージが広まっていますが、2026年のデータ上は10区中4位と意外にも中位に位置しています。施設数の増加により、区全体の受入キャパが拡大したためです。
ただし「NOVAバイリンガル札幌保育園」(1歳:受入2人・申込28人)「認定こども園カトリック聖園こどもの家」(1歳:受入4人・申込36人)など特定人気施設は依然として激戦です。
🟡 北区(1歳:約1.9倍)― 施設数が多く申込も多い
北区は札幌最大の人口を持つ区で、施設数・受入数ともに全市最多クラスです。「認定こども園はなぞの」(1歳:受入9人・申込67人)など一部施設に申込が集中しますが、区全体では比較的受け皿が大きいといえます。
🟡 南区(1歳:約2.2倍)― 「入りやすい」は一部エリアのみ
南区は「入りやすい区」として知られていますが、データを見ると1歳倍率は約2.2倍と決して低くありません。「認定こども園そらいろ」(1歳:受入8人・申込52人)など澄川・真駒内エリアは激戦です。郊外の藤野・定山渓エリアは入りやすい傾向がありますが、そのエリアに住んでいる場合に限ります。
🟡 白石区(1歳:約2.3倍)― 菊水・東札幌エリアは競争が高い
白石区は交通利便性が高く若いファミリー層が多いエリアです。「札幌市白石区保育・子育て支援センター」(1歳:受入2人・申込36人)への集中が特に顕著です。
🔴 厚別区(1歳:約2.5倍)― 施設数が少なく倍率が高め
厚別区は10区の中で施設数が比較的少なく、受入数も少ないため、申込が集中すると倍率が上がりやすい構造です。「札幌市厚別区保育・子育て支援センター」(1歳:受入5人・申込36人)が突出して人気を集めています。
🔴 豊平区(1歳:約3.1倍)― 月寒・平岸エリアが激戦
豊平区は月寒・平岸・西岡エリアの子育て世帯に特に人気が高く、複数の施設で1歳クラスの申込が受入数の5〜10倍に達しています。「認定こども園まなび」(1歳:受入4人・申込43人)「認定こども園ひらぎし幼稚園」(1歳:受入11人・申込41人)などが代表例です。
🔴 西区(1歳:約3.4倍)― 全区で最も激戦
西区は1歳クラスの申込総数が1,099人と全市最多で、区全体倍率も最高の約3.4倍です。「認定こども園森のタータン保育園宮の沢」(1歳:受入0人・申込67人)をはじめ、発寒・琴似エリアの人気施設への申込集中が際立っています。
「区」より「年齢」が重要な理由 {#section4}
どの区に住んでいても、年齢によって入りやすさは大きく変わります。
| 年齢 | 倍率の目安 | 難易度 |
|---|---|---|
| 0歳 | 0.8〜1.5倍 | ★★★☆☆ |
| 1歳 | 1.5〜3.4倍 | ★★★★★ |
| 2歳 | 1.5〜2.5倍程度 | ★★★☆☆ |
| 3歳以上 | ほぼ空きあり | ★☆☆☆☆ |
1歳4月入園が最も激戦なのは、育休明けの復職タイミングと重なるためです。特に1歳クラスの定員は0歳より少ない施設が多く、需要と供給が噛み合いません。
0歳での早期入園を検討することが、どの区においても保活成功の有力な戦略です。
保活を成功させるコツ {#section5}
① 5施設すべてを希望する
札幌市は最大5施設まで希望できます。1施設のみに絞ると落選リスクが急激に高まります。通勤経路上にある施設を中心に幅広く候補を選びましょう。
② 小規模保育事業・認定こども園も候補に加える
大規模な認定こども園に申込が集中する一方、小規模保育事業(定員6〜19名)は比較的空きがある施設もあります。
③ 利用調整指数(点数)を事前に確認する
フルタイム勤務・ひとり親・兄弟在園などは加点要素になります。自分の点数を把握することで、現実的に入れる施設を絞り込みやすくなります。
④ 0歳入園を検討する
1歳より0歳の方が区全体の倍率は低いです。特に豊平区・西区など1歳激戦区では0歳入園が有効な戦略になります。
まとめ {#section6}
2026年4月入園の実際のデータによる、1歳クラスの入りやすい区ランキングです。
| 順位 | 区 | 1歳倍率 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 東区 | 約1.5倍 | ◎ 入りやすい |
| 2位 | 清田区 | 約1.5倍 | ◎ 入りやすい |
| 3位 | 手稲区 | 約1.6倍 | ○ やや入りやすい |
| 4位 | 中央区 | 約1.8倍 | △ やや激戦 |
| 5位 | 北区 | 約1.9倍 | △ やや激戦 |
| 6位 | 南区 | 約2.2倍 | △ 激戦 |
| 7位 | 白石区 | 約2.3倍 | △ 激戦 |
| 8位 | 厚別区 | 約2.5倍 | ✕ 激戦 |
| 9位 | 豊平区 | 約3.1倍 | ✕ 激戦 |
| 10位 | 西区 | 約3.4倍 | ✕ 最激戦 |
「中央区が最難関」というイメージは実態とズレており、データ上は西区・豊平区・厚別区の方が激戦です。どの区でも保活の基本は「5施設すべて希望」「小規模園も候補に」「点数の事前確認」の3つです。
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※本記事のデータは札幌市が公表した令和7年11月21日更新の「各園の受入予定・申込状況」をもとに筆者が全施設を集計・分析したものです。倍率は受入予定数と申込者数から算出した参考値です。最新情報は必ず札幌市公式サイトをご確認ください。



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