「うちの点数で入れる?」「何点あれば安心?」
札幌市の保育園は利用調整指数(点数)の高い順に入所が決まりますが、公式のボーダー点数は公表されていません。
この記事では、2026年の実際の申込データ(全施設の受入数・申込数)をもとに区別のボーダーの目安を解説します。
⚠️ ボーダーは年度・施設・年齢・申込者数によって毎年変動します。本記事はデータをもとにした目安であり、入所を保証するものではありません。
ボーダー点数とは?基本の考え方
ボーダー点数とは「その施設・年齢クラスで最後に内定した人の点数」のことです。申込者を点数の高い順に並べ、受入人数分だけ内定が出るため、ちょうど受入人数目に当たる人の点数がボーダーになります。
なぜ区によってボーダーが違うのか
受入人数に対して申込者数が多いほどボーダーが高くなります。2026年のデータでは区全体の1歳クラス倍率が以下の通りで、倍率が高いほど高い点数が必要になります。
| 区 | 1歳クラス倍率 | 競争感 |
|---|---|---|
| 西区 | 約3.4倍 | 🔴 最激戦 |
| 豊平区 | 約3.1倍 | 🔴 激戦 |
| 南区 | 約3.0倍 | 🔴 激戦 |
| 厚別区 | 約2.5倍 | 🟡 やや激戦 |
| 白石区 | 約2.3倍 | 🟡 やや激戦 |
| 手稲区 | 約2.3倍 | 🟡 やや激戦 |
| 北区 | 約2.25倍 | 🟡 中程度 |
| 中央区 | 約1.8倍 | 🟢 中程度 |
| 東区 | 約1.5倍 | 🟢 入りやすい |
| 清田区 | 約1.5倍 | 🟢 入りやすい |
自分の点数を先に確認しよう
ボーダーと比較するには、まず自分の点数を把握することが先です。
点数は「父の点数+母の点数+加点」で計算します。加点には育休明け(+40点)・兄弟在園(+80点)・ひとり親(+120点)などがあります。
世帯パターン別の点数一覧
代表的な世帯の合計点数の目安です。
| 世帯パターン | 合計点数の目安 |
|---|---|
| 両親フルタイム(月20日以上・月150H以上) | 200点 |
| 両親フルタイム + 育休明け入所加点 | 240点 |
| 両親フルタイム + 兄弟在園加点 | 280点 |
| 父フルタイム + 母パート(月80〜120H) | 185点 |
| 父フルタイム + 母パート(月64〜80H) | 180点 |
| ひとり親 + フルタイム | 220点+ |
| 求職活動中の親 + フルタイム親 | 150点 |
フルタイム共働きの基本は200点です。加点がなければ200点スタートと考えましょう。
注意点: 育休明け加点(a:+40点)と兄弟在園加点(b〜d:+60〜100点)は重複できません。該当する中で最も高い加点が1つだけ適用されます。
区別のボーダー目安
🔴 激戦区(西区・豊平区・南区)倍率3.0倍以上
ボーダーの目安:240〜280点以上
フルタイム200点だけでは多くの施設で厳しい状況です。育休明け加点があって240点で「可能性あり」、兄弟在園加点があって280点で「有力」というレベルです。人気施設では280点以上でも落選するケースがあります。
特に厳しい施設:
- こども園・ひかりのこさっぽろ(豊平区):1歳受入1人・申込34人(34倍)
- 認定こども園まなび(豊平区):1歳受入4人・申込43人(約11倍)
- 認定こども園そらいろ(南区):1歳受入8人・申込52人(約6.5倍)
- 発寒そらいろ保育園(西区):1歳受入9人・申込62人(約7倍)
希望施設の選定戦略が特に重要な区です。第4〜5希望には必ず倍率が低い施設を入れましょう。
🟡 やや激戦(厚別区・白石区・手稲区)倍率2.3〜2.5倍
ボーダーの目安:200〜240点
フルタイム200点で入れる施設もありますが、人気施設では不十分です。育休明け加点があって240点あれば多くの施設で有力になります。
要注意の施設:
- 札幌市白石区保育・子育て支援センター(白石区):1歳受入2人・申込36人(18倍)
- 幼保連携型認定こども園ひばりが丘明星幼稚園(厚別区):1歳受入1人・申込24人(24倍)
- 認定こども園スター保育園前田園(手稲区):1歳受入1人・申込19人(19倍)
区全体の倍率は中程度でも、特定施設への集中は激しいです。
🟡 中程度(北区・中央区)倍率1.8〜2.25倍
ボーダーの目安:200点前後
フルタイム200点があれば多くの施設で入れる可能性があります。ただし施設単位では大きな差があります。
要注意の施設:
- (仮称)アスク新琴似こども園(北区):1歳受入1人・申込30人(30倍)
- しんことに清香こども園(北区):1歳受入3人・申込31人(約10倍)
- NOVAバイリンガル札幌保育園(中央区):1歳受入2人・申込28人(14倍)
「中央区が最難関」というイメージは誤りです。 区全体の1歳倍率は10区中7位(約1.8倍)で、希望施設を選べば200点でも十分戦えます。
🟢 入りやすい(東区・清田区)倍率約1.5倍
ボーダーの目安:200点未満でも可能な施設あり
フルタイム200点で多くの施設に入れる可能性が高いです。清田区の0歳クラスは倍率0.8倍と全市で唯一1倍を下回っており、特に余裕があります。
ただし一部施設は要注意:
- 開成みどり保育園(東区):1歳受入2人・申込18人(約9倍)
- 札幌国際大学付属認定こども園(清田区):1歳受入2人・申込26人(13倍)
施設単位で考えることが重要
区のボーダーはあくまで目安です。 実際の保活では「区全体のボーダー」より「希望施設ごとの倍率」の方がずっと重要です。
同じ北区内でもこれだけ差があります。
| 施設 | 1歳受入 | 1歳申込 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| (仮称)アスク新琴似こども園 | 1人 | 30人 | 30倍 |
| 認定こども園あいの里せせらぎ保育園 | 17人 | 3人 | 0.18倍 |
同じ区・同じ点数でも、希望施設の選び方次第で結果が全く変わります。
各区の全施設データはこちらで確認できます:
点数が低い場合の対策
① 倍率の低い施設を希望に加える
激戦施設ばかりを5希望に入れると全滅リスクが高まります。各区の全園データで倍率の低い施設を確認し、第4〜5希望に必ず入れましょう。
② 0歳クラスで早期入園を検討する
1歳クラスが最激戦です。育休を早めに切り上げて0歳4月入園を目指すと、必要な点数のハードルが大幅に下がります。
③ 加点項目を漏れなく確認する
育休明け加点(+40点)・兄弟在園加点(+80点)・所得割48,600円未満加点(+10点)など、見落としがちな加点を確認しましょう。
④ 入りやすい区への引っ越しを検討する
現在の区で厳しい場合、倍率の低い東区・清田区・手稲区への引っ越しも選択肢です。
まとめ
| 区 | 1歳倍率 | ボーダーの目安 |
|---|---|---|
| 西区・豊平区・南区 | 3.0〜3.4倍 | 240〜280点以上 |
| 厚別区・白石区・手稲区 | 2.3〜2.5倍 | 200〜240点 |
| 北区・中央区 | 1.8〜2.25倍 | 200点前後 |
| 東区・清田区 | 約1.5倍 | 200点未満でも可能な施設あり |
最も大切なのは区全体のボーダーではなく、希望する施設の個別倍率を確認することです。まず点数を確認し、次に希望施設の倍率をデータで確認する。この2ステップが保活成功のカギです。
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※本記事の倍率は札幌市が公表した令和7年11月21日更新の「各園の受入予定・申込状況」をもとに算出した参考値です。ボーダー点数は公式発表ではなくデータからの推計です。最新情報は必ず各区の健康・子ども課にご確認ください。



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